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たんぶらり
by weeklydennpagraph
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広告の変化と可能性
今後のweb広告の可能性を垣間見るようなとても興味深い記事。

>>>原君、どこ行ってもうたんや・・・
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とある電気製作所のリクナビ求人広告なのだが、まるで捜索願のような内容。以下記事より↓

>5年前に入社した原君は、全然仕事をしません。
 履歴書には、うちには勿体ないような経歴が書かれていたので採用しましたが、
 ふたを開けてみたら、
 タバコを吸いに出たらいつまでたっても職場に戻ってこないし、
 お願いした図面を一ヶ月かかっても描き上げることができないし、
 製品テストを任せてもいい加減でお客さんから大目玉を食らうし、
 全く困ったもんなんです。
 でもね、もう50を過ぎる彼を首にしてしまったら、
 次に雇ってくれるところはないんじゃないかと思って、我慢しています。
(中略)
 今回も、すごい人は望んでいません。
 原君よりも仕事ができれば、御の字です。
 でも、期待はしています。
 あなたに、うちの会社の将来がかかっているんですから。

 社長 加藤聰


会社のアピール、仕事場の雰囲気などの説明はなく、求人広告とはいえないようなぶっちゃけた内容である。どちらかというと社員をけなしているのでマイナスイメージではないか?しかし、ダメ社員「原君」をクビにできない社長のやさしい人柄が伝わってくる文面である。
タイトルで「原君って誰だよ!」と思わせるのも文章を読ませる効果的な方法だし、ネタにしやすい面白さがある。作った人がこういう「ネタ系の記事」をよく読んでるからこそできるアイデアであろう。

この広告により、一週間もしないうちに70人もの求人が届き、会社は対応に追われているらしい。
>>>求人広告でダメ社員紹介 すると20、30代の応募者殺到
社長も最初は「こんなので大丈夫か?」と思ったそうである。それと、原君は実在して本当に現在行方不明らしい。


この記事の興味深い点は、(広告方法論とか詳しくないので偉そうに言えないが)いままでの広告戦略ではありえない「ボロクソにけなす」ことで成功している点。
つまり、web広告に従来の広告方法論が通用しないということである。
キャッチーであったり、目立つものが必ず成功するとは限らない。
webの場合、ブログ、情報系のサイトで話題になることで広まることが多く、より「ネタ化」されやすいものが広まりやすい傾向がある。
「暴君ハバネロ」の広告戦略は、CMを使わず(これは予算的な問題からだけど)、webを中心とした展開と、ブログや口コミで広がる広告により成功した。
アイデア次第で「通用するもの」ができるのである。

もう1つ特筆すべきは、広告自体にほとんどお金がかかっていない点。単純に言えば文章と構成を工夫しただけである。特別なキャンペーンをしたわけではないし、ホームページ自体もリクナビのホームページである。
一昔前まではCMなどマスメディアが広告を独占していたため、制作費だけでなく莫大な「広告料」が必要であった。
現在ではwebの普及により、「無料で」「誰でも」「簡単に」「全世界に」情報発信できる環境が広がっている。
すべてはアイデアで効果的なプロモーションができるのである。
TOYOTAの新聞、テレビ広告の縮小は顕著な例といえると思う。

さらに今後、(延期されたのでこのままズルズルいくだろうけど)地デジが本格的に広まれば、テレビを「観る派」と「観ない派」に分かれ、CM広告の効果自体が薄れる可能性さえある。


「広告」という仕事の意味合いが大きく変化している。
それまでの方法論が通用せず、制作費にも左右されないとなると、今後、本当の意味でのアイデア勝負になるのではないか?

それゆえ、これから出てくる「広告」がとても楽しみである。

via>>>Weekly Teinou 蜂 Woman
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by weeklydennpagraph | 2009-02-27 19:53 | 広告
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