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たんぶらり
by weeklydennpagraph
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久しぶりにジブリを見てみた(その2)
前回と同様ネタバレ全開でいきます。見たことない人は気をつけてください。



>もののけ姫
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何度見てもおもしろい。
一度、大学の授業でもののけ姫が取り上げられたからより楽しめた。


タタラを踏ませてくれと頼んだ時のアシタカの複雑な心境は胸が詰まる。
環境を破壊するエボシが、呪いを受けた者(障害者)や売られた女たちを助ける善人であった、という、
まさに現代の環境問題の根の深さを表したシーンである。

狼たちが突進したシーンで、なぜエボシは村の男たちを見殺しにしたのだろうか?
それほど天頂の命は重要だったということか?

ナウシカは未来の話だが、もののけ姫はまさに現代の環境問題そのもの。
現代のあらゆる問題の根の深さ、出口の見えない感じをそのまま見せた作品。
糸井重里のキャッチコピー「生きろ」は、実にシンプルかつ物語の確信を突く言葉である。

あらゆる悲しみ、あらゆる問題がある中、それでも生きなくてはならない。そして、その中にも美しいものはある。


今、宮崎駿の「折り返し点」を読んでいるのだが、かなりおもしろいのでオススメ。
もののけ姫からポニョまでの対談、インタビューをまとめたもの。

そのなかで驚きだったのは、サンは現代の人間の代表だということ。
すなわち、現代人は人間でありながら、自分たちのせいで自然を破壊していることを知り、
自分で自分を醜いと感じている。
自分たちが望まれない存在であることを感じている。
と、説明されるとなるほどと思うが、野生に生き、獣に育てられたサンが現代人っていうのは興味深い。


それと「もののけ姫はこうして生まれた」も、かなりオススメです。2時間×3巻で計6時間。
下手な映画を3本見るよりよっぽど充実した時間をすごせます。レンタルビデオ屋にも置いてるので是非。




>火垂るの墓
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やはり重い・・・救いが無さすぎる。
それでも、小さい頃一度見て、ストーリーはなんとなく覚えてたから、かなり冷静に見ることができた。


やはり、主人公清田の行動には疑問が残る。
住んでる場所が分からないという東京の親戚も、必死で探せばどうにかなったかもしれないのに。
無気力になって何もやる気が出ないってのも分からなくはないけど・・・


たしか、原作者は完成した映画を見てないんじゃなかったかな。
そもそも、自分が妹を殺してしまったという罪の意識から小説を書いたら予想外に売れてしまい、
ますます申し訳なくなって映画化の依頼もすべて断っていたときにアニメ化の話が来て、
「アニメならまだ大丈夫だろう」と原画を見に行った時クオリティーの高さに驚き、
「アニメ恐るべし」という感想と共に完成品を見ないことを決めたとか。
噂で聞いた話だから、本当かどうかわからないけど。


原作者の実際の状況とは結構違うところもあるらしく、例えば親戚の家に居候のときはそこの娘に夢中で、
妹のことはほとんどかまってやらなかったとか。
それに当時、親を亡くした子供には国から手厚い保護があったから、
アニメの状況ほど飢えるというのは説明がつかないらしいし。(詳しくはwikipedia参照)



ジブリ作品を続けて見てなんとなく感じたのは、高幡監督と宮崎駿監督の作品の違いは、
見るものを物語に引き込む度合いではないだろうかということ。
宮崎駿の作品はおそらく、画面構成とかパースとかの関係で、
作品世界の中に自分もいて、一緒に冒険しているような感覚がある気がする。
一方、この作品は見るものを突き放し、
アニメの中で起こっていることを第三者が傍観しているような、冷ややかな態度を感じる。
この作品ではそれが効果的に機能し、リアリティーと無常観を際立たせているのではないか。


それにしても、この作品が「となりのトトロ」と同時上映だったから驚きだ。
公開時は、楽しいトトロを見た後に「火垂るの墓」を見て、
衝撃を受け、涙が止まらない、茫然自失で席から立ち上がれない観客が続出したらしい・・・


関連>>>『火垂るの墓』に対する最も参考になる米Amazonレビュー




>千と千尋の神隠し
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“め”の店はつげ義春のパロディー?

「えんがちょ」って何だ?と思っていたが、おまじないの一種らしい。
確かに、小学生の時、他の人にタッチしたら汚いのが移るってほんとに思ってたな~
あと地元(広島)では「ミッキバリアー」てのがあったんだけど、全国の分布図作ってる人がいた。
香川の友達は知ってたけど、知らない人が多かったな。
「スーパー手放し死ぬまでバリア」とか。
「ビームタッチ」もあったな。


他のジブリ作品と比べると盛り上がりとか、ストーリー的にちょっとパンチが足りない気がする。
印象的なシーンは多いけど。
そのせいか、全体を通してふわっとした感じ。「神隠し」だからな~

それと、色彩がどのシーンもすごい。
水の上を走る電車のシーンは、懐かしいようなもの悲しいような、なんともいえない感じがする。
小さい頃乗った電車のイメージ?




関連過去記事>>>久しぶりにジブリを見てみた


<オマケ>

>On Your Mark
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CHAGE and ASKAのプロモーションフィルム。
「耳をすませば」と同時上映だったらしい。
レイアウト展のカタログに載ってたから見てみた。
かなり短い作品(6分48秒)で、ストーリー仕立てだけどセリフとかは特になし。
使いまわしのシーンが結構ある。
まあ、ファンの人は見てもいいかも。
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by weeklydennpagraph | 2009-03-25 13:40 | 映画
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